12月 202011
 

みなさま、こんにちは。石ころです。
今日の糸魚川ジオパークの天気は、海岸沿いでは雨またはみぞれ。
山間部にいくにつれて、とにかく雪、じゃんじゃん雪です。
よって山間部のジオサイトで、除雪されていないところは
残念ながらアクセス不可です。
さてさて、今回の話題はズバリ“スーパー”小学校です。
スーパーとは、買い物にいくスーパーではありません。
superとはextremely good、むちゃくちゃすごいことです。
香港世界ジオパークを視察して、石ころがこれほど度肝を抜いた
ことは(石ころに肝ないんですけど)ありません。
訪れたのは救恩(Kau Yan)小学校。
高層小学校.JPG
school ground.JPG
ぎえ~さすが土地がない香港、高層ビルの地上7階くらいまでが学校、
なんとかグラウンドが確保され、教室内は超モダンな設備が完備
されておりました!
ここにジオパークを材題にした学習ゲームに取り組む様子を
見学にいったのですが・・・
task.JPG
torikumu.JPG
英語なんです。資料や課題が英語。
香港では、普段は広東語が話されているのですが・・・
ちなみに生徒は10~11歳だったかな。
みんな難なく課題に取り組んでいました。
隣の教室では、11~12歳の生徒による討論が行われていて
討論.JPG
ぎょえ~
ここもまた英語か~い!先生は英語で問いかけ、
映しだされたスクリーンも、生徒の討論も全部英語。
途中、海外の視察者が討論に参加したりしたのですが、
全く物怖じする様子がなく、堂々と論理だてて自分の意見を
述べていました。
遠慮したり恥ずかしがって自分の意見が言えない、なんて子は
おりませんでした・・・ヒ~(+_+)
見学させていただいた校舎内の廊下の左右の壁には、
生徒たちの様々は取り組みがはってあり
廊下.JPG
廊下展示大.JPG
一言読書感想文も、生きものについて調べようも全部英語でした・・・
先生に、いつから英語を習うの?と聞いてみたら
小学校に入学してからだけど、やはり子どもは吸収が早くて
国語は広東語でするけど、その他の教科の授業は英語で、
北京語も習うから、みんな3カ国語操るのだそうです。
極めつけは、同じ校舎内にあった幼稚園。
rock play.JPG
ここにもジオパーク展示があって、
ちゃんと広東語と英語が併記されていました。
これこそ、ジオパーク一貫教育か!と思える実践振り。
将来のことを考えて、お金がかかれど可愛いわが子を
私立学校に出そうという思いは日本も香港も変わりません。
でも、香港の学校は、土地柄なのか、歴史のせいか、
見据えた先が日本と全然違います。
もちろん、今回訪れた私立学校はハイレベルとのことでしたが、
それでも、香港の人たちは英語も問題なく使います。
幼少のころから世界が相手なんですね。
石ころ、ただひたすら度肝をぬきつづけ、
・・・自分の子どもを入学させるなら香港だな、
と密かに思った日でした・・・