8月 302011
 

こんにちは。
今日の糸魚川は晴れ時々曇り。
残念ながら最近毎日、山は朝9時ころには雲の中に隠れてしまいます。
さて、昨日ご紹介した香港ジオパークでの研修ですが、
今日はその二日の様子をご報告します。
この日のメインは、なんといっても
香港の生徒との交流
まずはじめの会場となるLions Nature Education Centreに
到着し名札を受け取ったら・・・
すぐにIce Breaking!
icebreaking.JPG
緊張をほぐし、打ち解けやすくするように
お互いの名前を覚えるゲームをしました。
ちょっと緊張がほぐれたところで、またまた緊張!
糸魚川ジオパークの紹介発表です。
発表資料は全部自分たちで作り、練習もいっぱいしました。
presen.JPG
その甲斐あって、香港の生徒の反応は上々、発表もとても
立派でした!Well done!
香港ジオパークのスタッフからもお褒めの言葉をいただきました♪
発表のあとは、同じ敷地内にあるジオパークビジターセンターと
屋外の岩石庭園で少し学習しました。
ちなみに、ここに展示してあるプラコダム(Placoderms)の化石は
糸魚川ジオパークが協力してやっと探し当てた化石なんですよ!
姉妹ジオパークならではの協力です。
placo.JPG
※プラコダムはおよそ4億年前後もの昔にいた魚で、
頭と胸部は鎧のようにかたい鱗に覆われていました。
香港で発見された最古の化石がこのプラコダムです。
さて、ちょっと香港の生徒と打ち解けたところで
バスは香港ジオパークの目玉、ハイアイランド イーストダムへ出発!
内湾を海から切り離して作られたのがイーストダム。
storm is coming.JPG
(この後、すごい雷とスコールがきました)
1950-1970年、香港では急激な人口拡大に伴い深刻な水不足に
悩まされていました。その状況を改善すべく大きなダムが
作られ、そのダム工事によって発見されたのが、香港ジオパークの
シンボルでもある六角柱状節理です。
group photo.JPG
日本では玄武洞、海外では北アイルランドのジャイアンツコーズウェイベイが
有名ですが、香港はそれらの柱状節理に比べ、かなり巨大、
一本が直径2メートル以上、高さの数10メートルに達すること、
また、色合いが明るいことが特徴的です。
その理由はいまだ学識者が論争中です。
お昼においし~いジオパークグルメをいただいたあとは
シャープアイランド(Sharp Island)でまたまた学習!
ダム周辺が巨大なカルデラ火山の中心ならば、
シャープアイランドはそのヘリにあたる場所。
study in sharp.JPG
なので、そこで見ることのできる石は、
火山が噴火して吹き飛ばされて落ちてきた岩などです。
香港の海辺はとにかく暑いので、太陽や海水の風化作用で
ぼろぼろのメロンパンみたいになった岩もごろごろ。
pineapple.JPG
干潮時のみ離れ島へと続く道が現れるトンボロを楽しんで
帰路についたのでした。
CIMG5228.JPG
1日中、香港の生徒と一緒だったので、
メールアドレスを交換したり、記念撮影をしたり
みんな打ち解けたようでした(^-^)
この交流がずっと続けばよいですね。


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