8月 292011
 

こんにちは。糸魚川の昼間は暑い日が続いております。
しかし、世界にはもっと暑いところが…
外にいればとにかく汗がダラダラ
・・・そう、香港ジオパークも糸魚川より暑いところ。
そんな香港ジオパークに、糸魚川市の中学生約30名が
いってきました!
中学生海外派遣事業として姉妹ジオパークの香港ジオパークで
勉強し、香港の生徒とも交流してきました!
8月21日から25日の4泊5日ですが、丸二日は移動なので
中3日間が実際の学習日でした。
研修日一日目は・・・
ボートにのって香港北東部のジオサイトに行きました。
ship.JPG
香港ジオパークの特別ボートにのって出発!
まだ戸惑いがちな生徒に、容赦なく英語の授業が始まります。
英語の授業になれないためか、みんな反応が薄い・・・
大丈夫か!!!
途中、巨大ベーコンもみました。(写真の赤い壁)
これは、堆積した層が押しあがられ、垂直になったものです。
赤色は、鉄が酸化した色だそうです。
fron the boat.JPG
途中、Double Heavenというきれいな内湾でも学習しながら
伝統的な”客家(中国から南部に移動した華僑の一グループのこと)”の村が
残る、Lai Chi Woへ上陸。
Entrance of Lai Chi Wo.JPG
村はぐるりと塀でかこまれており、村の背後には風水林があります。
配置は風水に基づいて創られているそうです。
また、村の入口には道祖神があり、まるで守り神のようにワンちゃんがいました。
guardian dog.JPG
村内には井戸があり、井戸の回りに村人が集まっては話をし、
ここから村中にまたたくまに噂話が広がるのだとか。
井戸端会議するのはどこも一緒ですねえ
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このあと、Lai Chi Wo からCat Oというこれまた客家の村島に移動。
Oとは”湾”の意味で、Oとつけば湾があるのだ、とわかるそうです。
ここで伝統的は客家料理をいただきました。
日本人の口にあい、生徒にも大好評!
写真は魚の浮き袋料理。コラーゲン豊富でお肌にいいらしいです。
fu.JPG
そして、200年もの歴史をもつ”天后(Tin Hau Temple)”を見学。
天后とは女性の海の神様。もともとは人間で、小さい頃から
喋らないけれど、とっても賢い女の子で、20歳の時に天に昇って
神様になったのだとか。
Tin Hau.JPG
帰りのボートでは約1時間半、生徒は香港の海を楽しみました。
このころやっと、みんなに元気がもどってきました^-^;。やれやれ
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そして、夕飯の前にAvenue of stars にいって有名人の手形や
ジャッキーチェンの像をみてきました。
高層ビルの前を古い船もいきかっていました。
View.JPG
次回は研修2日目”香港生徒との交流”についてお伝えします!!


8月 112011
 

こんにちは。毎日暑い日が続きます。
そんな中、さらに熱い出来事が!
「糸魚川市中学生海外派遣事業―香港」の壮行会があったのです。
糸魚川ジオパークと香港ジオパークは2009年11月に
姉妹ジオパーク提携を結んでいて、以来、継続的に着実に
交流・協力しており、お互いなくてはならない友となりつつあります。
PB030600.JPG
右が米田徹糸魚川市長
他に3つのジオパークが香港と姉妹提携しています
その絆を深め、将来にもつなげようと8月21日から4泊5日の日程で
糸魚川市の中学生29名が香港ジオパークで現地学習と
現地中学生との交流を行います(^^)
gekirei.JPG
米田市長の激励に4名の代表が決意表明。
糸魚川と香港の文化の違いを見つけたい
香港の中学生との交流が楽しみ
自分の英語力を試したい、など意気込みOK!
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緊張気味の生徒のみなさんに、市長みずから
糸魚川ジオパークマスコットキャラクター
ジオまるとぬーなの缶バッジを手渡しされ、
缶バッジver3.JPG
壮行会は無事終わりました。
ちなみに、上記の缶バッジはフォッサマグナミュージアム等で
1個100円で販売中です(^^)/
壮行会のあとは、香港の中学生に発表する糸魚川ジオパークの紹介の
プレゼン練習です。
PP.JPG
目的は旅行ではありません!
香港ジオパークをもっと知り、スタッフや香港の中学生と
英語で交流して、お互いの理解を深めることです。
出発まであと10日くらい。
頑張っていこー!


7月 252011
 

どうも。ベトナムで転がってきた石ころです。
ベトナムのジオパーク「ドンバンカルストプラトージオパーク」を
視察してきたのでその報告を少し・・・(長いので流し読みしてください。)
ここのジオパークは石灰岩地帯で、〇や△の形をした特徴的な石灰岩の山が
まるで中国の絵巻のようにそびえたっています。
(明星山のもっとすごいのが見渡す限り広がってる感じです。)
DonVan.JPG
このジオパーク、ハノイから車でゆられてなんと12時間以上もかかるところにあります。
石灰岩地帯は水が地下に流れてしまい、水の確保が難しく、
しかも土壌もほとんどないため限られた作物=とうもろこししか育ちません。
ドンバンでは水のあるところには棚田が、その他の地域には斜面の下から上まで、
文字通りいたるところにとうもろこしが栽培されていました。
もろこし.JPG
ジオパークの現地説明とか車内説明とか全くない視察だったんですが、
石ころはバンに乗ったスタッフに質問しまくって情報を得ました。
このあたりの人々はトウモロコシを売って現金収入を得ているけれど、
鶏、ヤギを飼い、水牛で田を耕し民俗衣装も植物繊維からつむいで作り、
歩いて月に一回の市場にいって生活必要物品を得ているそうです。
もちろん、水道はないので生活に必要な水は雨水を集めて使います。
IMGP0718.JPG
立ち寄ったいくつかの情報センターでは、少数民族のみなさんが出迎え、
伝統の踊りを披露してくれました。やっぱり伝統の踊りや服っていい。
(日本人が着物きて、太鼓鳴らして舞楽踊っているのと同じなんでしょうね)
locals.JPG
道中見たのは、屈託のない笑顔で手を振る子ども、カゴに薪や収穫物をいっぱいに担いで歩く女性や子ども、田んぼを耕したり水浴びする水牛、玄関先にほされたとうもろこしなどなど、石灰岩地帯深く結びついた人々の暮らしです。
充分な説明もないジオツアーでしたが、現地の人々やその暮らしを垣間見て、「ジオって人なんだ、生活なんだ」って思いました。
パンフレットや看板、施設作る整備もジオの形の一つだけど、
ジオの地域に住む人々の、そのままの人々・暮らしを見れるっていうのも、
そのまんまジオパークなのかも。
ジオはこうあるべきだ、なんて定義はないのかもしれません。


7月 212011
 

 糸魚川ジオパークスタッフの「石ころ」のひとりです。
 現在、ベトナムで開催されている「第2回アジア太平洋ジオパーク会議(APGN)」の現地の様子をお伝えします。
 7月16日から22日までベトナムのハノイで開催されています。
 糸魚川ジオパークからは、米田糸魚川市長を含む4名のスタッフが参加しています。
 現地での「ジオパークフェア」のブースです。
DSC03471.jpg 
 少し緊張気味の様子です…