こんにちは。石ころです
またまたブログをご無沙汰してしまいました。失礼しました。
そこで、各ジオサイトを紹介するシリーズを始めます。
最初は、糸魚川ジオパークの東の端にある「筒石・浜徳合ジオサイト」です。
まち歩き感覚で紹介したいと思います。
このジオサイトの特徴の一つは、筒石地区の漁村集落です。
狭い土地を有効に活用するため、家々は壁を共有し、3階建てが多くなっています。
筒石港も集落と国道を挟んだすぐ近くにあります。
大地の特徴としては、砂岩泥岩互層の露頭があちこちに姿を現わしています。
シマシマ模様がとてもきれいに出ており、化石が見つかることもあります。
かつて北陸線の筒石駅は、地上にありました。
今は、全国でも珍しいトンネルの中にホームがある駅になっています。
改札からは約280段の階段を降りる必要があります。
筒石地区から少し足を延ばした地区にも見どころはあります。
西隣、藤崎地区にある観音堂では毎年1月17日の夜に
奇祭「裸胴上げ」が行われます。
東隣の徳合地区は、雪がとけて春になると枝垂桜が地区のあちこちで
咲き誇ります。近年、地区の方たちが桜をめぐるツアーを開催して、
多くの方が参加されています。
地区内には、徳合城という山城の跡もあります。
鎌倉時代末期から存在していたそうで、戦国時代には春日山城を守る
支城の一つであったと考えられています。
海と山の特徴を楽しめる、筒石・浜徳合ジオサイトです。