11月 052015
 

こんにちは。石ころです。今日の糸魚川ジオパークは晴天で雲一つありません。

さて、ジオサイト紹介第8弾は、青海川ヒスイ峡と橋立金山です。

まず、青海川ヒスイ峡ジオサイトですが、こちらは青海川の流れの中に巨大なヒスイ原石を見ることができます。

青海ヒスイ峡

青海川ヒスイ峡は1957(昭和32)年に国の天然記念物に指定されましたが、その後も盗掘が相次いだことから、保護のため原石の一部は翡翠ふるさと館(道の駅親不知ピアパーク内)と青海総合文化会館前に運ばれました。なお、文化財指定区域での岩石、動植物等の採取は一切禁止されています。

きらら前ヒスイ

標高1,222mの黒姫山は、約3億年前のサンゴ礁がもとになった石灰岩でできています。山頂からは市街地が一望できます。

黒姫山山頂からの眺め

次は橋立金山ジオサイトです。青海川の上流にあり、戦国時代に採掘が始まり、最盛期は明治時代でした。現在でも事務所の建物跡には石垣が残っています。

鉱山事務所跡の石垣

最盛期には1,000人が働き、学校や神社もあり、糸魚川で最初に電灯がともった場所と言われています。今はその面影はなく、金を取り出す時に使った石臼も苔むしています。なお、橋立金山ジオサイトは道がわかりづらい部分もあり、未舗装道路を歩くため、軽登山の装備が必要です。

鉱石をつぶした石臼

橋立金山と青海川ヒスイ峡ジオサイトは、雪が降ると行くことができなくなるので、雪解けから降雪までの限られた期間のみ訪れることができるジオサイトです。