8月 312011
 

おはようございます!
台風が近づいているせいかあまり天気がよくないですねえ。
今晩と明日は、根知谷の山寺集落にて国の重要無形民俗文化財に
指定されている「根知山寺の延年」
奉納されます。
夜は天気がよければ天の川が見ることができ、大変きれいです!
ぜひおこしください(^^)/
さて、これで第3回目となる香港ジオパーク海外派遣事業の報告。
今回は、香港見学のあれこれをご紹介して閉めたいと思います。
えー、まずは香港でもっとも有名とされる黄大仙(こうだいせん)寺院。
見学時は運よく人が少なかったのですが、いつもはすごい人だそうです。
temple.JPG
このお寺は占いのメッカらしく、お寺の回りには小さい占いの店がところ狭し
とならんでいました。
お寺の前ではおみぐじしている人もたくさんいましたよ!
生徒のお土産で人気が高かったのが花文字。
石ころも初めて知ったのですが、
花文字とは文字の部分部分を龍や鳳凰、蝶などの風水の
縁起物で色鮮やかに表した、いわば芸術のようなもの。
letters.JPG
それぞれの絵に、健康、幸福、金運などの意味が込められているそうです。
家族全員の名前を書いてもらった生徒もいました。
いい思い出になるね(^^)
夕食までの空き時間に、地元のガイドさんに連れていったもらった
のが市場。鳥ばっかり売っている市場(鳥の餌のミミズや
バッタがうじゃうじゃ生きたまま売られてました・・・(*_*))や
花ばかりの花市場、金魚や熱帯魚ばっかり売っている金魚市場など
色々あってみているだけで楽しいです。
bird.JPG
骨董市(ハリウッドロード)にも行きました。
値定めし、交渉して買い物する生徒。たくましい。
market.JPG
そして、市場の脇にはあまりの暑さにだらける猫・・・
香港のネコにとっても暑いのね(^u^)
cat.JPG
香港といえば有名なのは100万ドルの夜景!
物価上昇や電気代の値上がりで、今のご時世だと
300万ドルらしいです(笑)
night view.JPG
夜もいいけど、昼もいいですね♪
midday view.JPG
そして、最後に石ころに一番ヒットだったのがバナナアイス!
バナナを凍らしたのではありません。
アイスの外側がバナナの皮みたいにむけるアイスがあったんですよ!
食べてる香港の生徒に聞いたら、新製品だとか。
これは、試さずして帰れん!と思い、早速トライ。
banana ice.JPG
・・・うむ、なかなかいける。オレンジの皮はこんにゃくゼリーの
ような食感。マスカット味で、ネスレ香港から発売中。
ぜったい、日本でもヒットすると思います。
そして~
恐ろしいことに研修はこれで終わりではなく(^.^)
まだ報告会もあるのです。
報告会後は、生徒の貴重な意見もご報告します。
シリーズ③までお付き合い、ありがとうございました!


8月 302011
 

こんにちは。
今日の糸魚川は晴れ時々曇り。
残念ながら最近毎日、山は朝9時ころには雲の中に隠れてしまいます。
さて、昨日ご紹介した香港ジオパークでの研修ですが、
今日はその二日の様子をご報告します。
この日のメインは、なんといっても
香港の生徒との交流
まずはじめの会場となるLions Nature Education Centreに
到着し名札を受け取ったら・・・
すぐにIce Breaking!
icebreaking.JPG
緊張をほぐし、打ち解けやすくするように
お互いの名前を覚えるゲームをしました。
ちょっと緊張がほぐれたところで、またまた緊張!
糸魚川ジオパークの紹介発表です。
発表資料は全部自分たちで作り、練習もいっぱいしました。
presen.JPG
その甲斐あって、香港の生徒の反応は上々、発表もとても
立派でした!Well done!
香港ジオパークのスタッフからもお褒めの言葉をいただきました♪
発表のあとは、同じ敷地内にあるジオパークビジターセンターと
屋外の岩石庭園で少し学習しました。
ちなみに、ここに展示してあるプラコダム(Placoderms)の化石は
糸魚川ジオパークが協力してやっと探し当てた化石なんですよ!
姉妹ジオパークならではの協力です。
placo.JPG
※プラコダムはおよそ4億年前後もの昔にいた魚で、
頭と胸部は鎧のようにかたい鱗に覆われていました。
香港で発見された最古の化石がこのプラコダムです。
さて、ちょっと香港の生徒と打ち解けたところで
バスは香港ジオパークの目玉、ハイアイランド イーストダムへ出発!
内湾を海から切り離して作られたのがイーストダム。
storm is coming.JPG
(この後、すごい雷とスコールがきました)
1950-1970年、香港では急激な人口拡大に伴い深刻な水不足に
悩まされていました。その状況を改善すべく大きなダムが
作られ、そのダム工事によって発見されたのが、香港ジオパークの
シンボルでもある六角柱状節理です。
group photo.JPG
日本では玄武洞、海外では北アイルランドのジャイアンツコーズウェイベイが
有名ですが、香港はそれらの柱状節理に比べ、かなり巨大、
一本が直径2メートル以上、高さの数10メートルに達すること、
また、色合いが明るいことが特徴的です。
その理由はいまだ学識者が論争中です。
お昼においし~いジオパークグルメをいただいたあとは
シャープアイランド(Sharp Island)でまたまた学習!
ダム周辺が巨大なカルデラ火山の中心ならば、
シャープアイランドはそのヘリにあたる場所。
study in sharp.JPG
なので、そこで見ることのできる石は、
火山が噴火して吹き飛ばされて落ちてきた岩などです。
香港の海辺はとにかく暑いので、太陽や海水の風化作用で
ぼろぼろのメロンパンみたいになった岩もごろごろ。
pineapple.JPG
干潮時のみ離れ島へと続く道が現れるトンボロを楽しんで
帰路についたのでした。
CIMG5228.JPG
1日中、香港の生徒と一緒だったので、
メールアドレスを交換したり、記念撮影をしたり
みんな打ち解けたようでした(^-^)
この交流がずっと続けばよいですね。


8月 292011
 

こんにちは。糸魚川の昼間は暑い日が続いております。
しかし、世界にはもっと暑いところが…
外にいればとにかく汗がダラダラ
・・・そう、香港ジオパークも糸魚川より暑いところ。
そんな香港ジオパークに、糸魚川市の中学生約30名が
いってきました!
中学生海外派遣事業として姉妹ジオパークの香港ジオパークで
勉強し、香港の生徒とも交流してきました!
8月21日から25日の4泊5日ですが、丸二日は移動なので
中3日間が実際の学習日でした。
研修日一日目は・・・
ボートにのって香港北東部のジオサイトに行きました。
ship.JPG
香港ジオパークの特別ボートにのって出発!
まだ戸惑いがちな生徒に、容赦なく英語の授業が始まります。
英語の授業になれないためか、みんな反応が薄い・・・
大丈夫か!!!
途中、巨大ベーコンもみました。(写真の赤い壁)
これは、堆積した層が押しあがられ、垂直になったものです。
赤色は、鉄が酸化した色だそうです。
fron the boat.JPG
途中、Double Heavenというきれいな内湾でも学習しながら
伝統的な”客家(中国から南部に移動した華僑の一グループのこと)”の村が
残る、Lai Chi Woへ上陸。
Entrance of Lai Chi Wo.JPG
村はぐるりと塀でかこまれており、村の背後には風水林があります。
配置は風水に基づいて創られているそうです。
また、村の入口には道祖神があり、まるで守り神のようにワンちゃんがいました。
guardian dog.JPG
村内には井戸があり、井戸の回りに村人が集まっては話をし、
ここから村中にまたたくまに噂話が広がるのだとか。
井戸端会議するのはどこも一緒ですねえ
well.JPG
このあと、Lai Chi Wo からCat Oというこれまた客家の村島に移動。
Oとは”湾”の意味で、Oとつけば湾があるのだ、とわかるそうです。
ここで伝統的は客家料理をいただきました。
日本人の口にあい、生徒にも大好評!
写真は魚の浮き袋料理。コラーゲン豊富でお肌にいいらしいです。
fu.JPG
そして、200年もの歴史をもつ”天后(Tin Hau Temple)”を見学。
天后とは女性の海の神様。もともとは人間で、小さい頃から
喋らないけれど、とっても賢い女の子で、20歳の時に天に昇って
神様になったのだとか。
Tin Hau.JPG
帰りのボートでは約1時間半、生徒は香港の海を楽しみました。
このころやっと、みんなに元気がもどってきました^-^;。やれやれ
excited.JPG
そして、夕飯の前にAvenue of stars にいって有名人の手形や
ジャッキーチェンの像をみてきました。
高層ビルの前を古い船もいきかっていました。
View.JPG
次回は研修2日目”香港生徒との交流”についてお伝えします!!


8月 262011
 

糸魚川ジオパークをPRしていただくため、現在5名の方に「糸魚川ジオパーク大使」をお願いしています。そのうちの4名が、糸魚川市の出身又は糸魚川市に居住されている芸能界の方です。
テレビやステージ等で、糸魚川ジオパークのPRをしていただいていますので、その一部をご紹介します。
最初に、川合俊一さん。
8月22日(月)、NHK総合12:20からの「ひるブラ」に出演されました。
兵庫県新温泉町からの生中継でしたが、ここは、山陰海岸ジオパークで、糸魚川ジオパークと同じく世界ジオパークの一つです。
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ジオパークの紹介の中で、糸魚川ジオパーク大使の名刺がアップになり、
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おまけに、「ジオパーク大使」のタスキまで着けていただきました。糸魚川ジオパークだけでなく、ジオパーク全体のPR、ありがとうございました。
9月19日(月・祝)には、川合さんの講演会&バレーボール教室が糸魚川市で開催されます。
詳細はこちら
次に、伊藤聡子さん。
8月22日(月)、BS11、20:00からの「QUEEN’S PAD」に出演されました。
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日本酒好きが高じて「きき酒師」の資格を取得した話から、話題は糸魚川のお酒の話に。
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小さい街に5つの酒蔵があること。地層によって水が違い、お酒の味が違うこと。ヒスイのこと。最後には姫川薬石の話まで。
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地球のプレートの話と日本酒の話を一緒にできる人は、芸能界でも伊藤さんしかいないでしょう。さすが、「糸魚川ジオパーク大使」&「きき酒師」といった感じです。
もちろん、ほかの話も大変参考になりました。楽しかったです。
また、少し前になりますが、永井大さんからは、NHKで2日続けて糸魚川ジオパーク大使のこと、ジオパークのことをPRしていただきました。
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4月4日放送、NHK・BSプレミアムの「BSコンシェルジュ」
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4月5日放送、NHK総合「スタジオパークからこんにちは」
高橋竹山さんからは、演奏会の度に、糸魚川ジオパークのことをご紹介いただき、「糸魚川ジオパーク音頭」を歌っていただいています。
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「糸魚川ジオパーク音頭」のCDは、フォッサマグナミュージアム、糸魚川駅前観光案内所で好評発売中です。(価格:1,000円)
YouTubeで視聴
いろんな機会を通じて、糸魚川をPRしていただきありがたいですね。みんなで糸魚川ジオパーク大使を応援して、もっともっと地域を盛り上げていきましょう。
関連記事:糸魚川ジオパーク大使のページ


8月 252011
 

糸魚川ジオパークには、ジオパークにちなんだグッズが
いくつか誕生しています。
今日は、ジオパークににちなんだ洋菓子、和菓子を紹介します。
まずは、紅久さんの上生菓子「ジオまる」「ぬーな」です。
たいへん良くできていて食べるのが惜しい感じです。
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★この時期は、お祭りバージョンが店頭にならんでいます。
紅久さんのブログをご覧ください。
続いては、イチコ洋菓子店さんです。
ひすい・まがたまクッキー、ジオロボクッキーなどがあります。
お土産にはもちろん、お中元やお歳暮にもご利用いただけそうです。
イチコ.jpg
イチコ店頭.JPG
★店頭には、ジオまるとぬーなが・・・
イチコ洋菓子店さんのホームページをご覧ください。
最後に、ナカシマさんです。
ジオまるのケーキです。
これも食べるのが惜しいですね。
バースデーケーキにいかがでしょうか。
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ナカシマさんのホームページをご覧ください。
まだまだ、糸魚川ジオパークには、ジオパークにちなんだ美味しい食べ物がいっぱいあります。
今後も紹介していきたいと思います。
ぜひ皆さんもご賞味ください。


8月 242011
 

「地震火山こどもサマースクール」に参加するため、福島県の磐梯山に行ってきました。
磐梯山周辺の3町村(猪苗代町、磐梯町、北塩原村)は、現在、日本ジオパークの認定を目指して活動を行っています。そんな中でのイベント開催でした。
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猪苗代町から望む磐梯山。まさに地域のシンボルです。
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学習会場、宿泊場所となった「国立磐梯青少年交流の家」。体験学習の拠点として安価で活用でき、うらやましい施設です。
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現地見学。猪苗代リゾートスキー場から猪苗代湖を望む。
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ココアの山を崩す実験。まさに磐梯山の岩なだれを再現しています。
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歯科印象剤の溶岩を何層にも流して磐梯山を作る実験です。早く流さないと固まってしまいます。
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現地見学。銅沼(あかぬま)から見る磐梯山(裏磐梯)。火山が崩れた様子や溶岩の地層がよく分かり、迫力があります。
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現地の解説板です。文字の大きさ、表現方法、分かりやすさなど、他の地域の解説板を見ると参考になります。
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最後に、チームごとに学習成果をまとめ、ジオパークフォーラムで発表しました。
今回の「地震火山こどもサマースクール」は、宝の山と言われる磐梯山を会場に開催されましたが、磐梯山のでき方、崩れ方、地域との関わりなど、現地見学、実験、検証を通じて大変分かりやすく学習することができました。
サマースクールを糸魚川で開催した場合、火山はもとより、断層、岩石など、多様な「ジオ的」な学習メニューを提供することが可能となるでしょう。
磐梯山は雄大でとても素晴らしかったです。スタッフの皆さん、大変お世話になりました。


8月 232011
 

前日、8月20日の「石を探して学習しよう!」に引き続き、
「日本ジオパークウィーク」のイベントの一環で、
石川県白山市で開催された「金沢総合車両公開」イベントに
ジオまると一緒に参加してきました。
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昨年3月まで大糸線を走っていた「キハ52」の車両の展示のほか、
特急列車「サンダーバード」体験乗車、鉄道グッズの販売などが
行われ、多くのお客さんで賑わっていました。
糸魚川市内の方も多くお越しになられているのには、びっくりしました。
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※昨年2月のレンガ車庫(糸魚川駅構内)での写真撮影会
久しぶりのキハ52とあって、ジオまるも大ハッスル!!
会場に訪れるちびっこの皆さんと握手をしたり、写真を撮ってもらったりと大忙しでした。
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糸魚川ジオパークのパンフレットも多くの皆さんにお配りすることができ、
ジオパークをPRする貴重な1日でした。
今後もイベントを通じて、全国の皆さんにジオパークをPRしていければと思います。
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※会場には、忍者ハットリくんの列車も展示されていました。


8月 222011
 

 こんにちわ
 暑い夏から一変して、涼しい日が続きます。
 夏は終わってしまったのでしょうか?
 今日は何の日か知ってますか?
 それは…「ジオパークの日」です。
 平成21年の今日は、糸魚川、洞爺湖有珠山(北海道)、島原半島(長崎県)の3つのジオパークが世界ジオパークに登録され、日本に初めて世界ジオパークが誕生した日です。
 これを記念して、日本ジオパークネットワークでは、8月22日を「ジオパークの日」、22日から28日までの1週間を「日本ジオパークウィーク」としています。
 糸魚川ジオパークでは「日本ジオパークウィーク」のイベントの一環で、8月20日に「石を探して学習しよう!」を開催しました。
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 市内だけでなく、県内、県外から70名以上の親子から参加いただきました。
 
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 みんな海岸で熱心に石をひろいます。
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 これで夏休みの自由研究はバッチリ!(^^)
 充実したイベントになりました!


8月 192011
 

糸魚川ジオパークでは、実物の教材でいろいろな体験学習を行うことができます。
教科書に書いてあること以外にも、新たな発見があるかもしれません。
早川上流の地形図やGoogle Earthを見ると、溶岩流や火砕流堆積物の地形が確認できます。上早川小学校グラウンド裏手の火砕流堆積物を観察した後、一路、筒石・浜徳合に向かいました。
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徳合周辺では、地すべり地形やそれを生かした棚田を見ることができます。筒石・浜徳合の砂岩泥岩互層(写真は基礎コースに載せてあります。)を観察し、全国でも珍しい地底駅である筒石駅を見学。木造三階建てが密集する筒石集落を歩き、今度は、須沢海岸へ向かいました。
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ここでは、ヒスイをはじめ、さまざまな岩石の採集ができます。学芸員に聞いたり、参考本を見たりしながら、皆さん、思い思いに石ころ採集を行いました。この日、ヒスイを見つけた人はいなかったようです。
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最後は、フォッサマグナミュージアムに戻り、化石の谷での化石採集です。
解説板の前でレクチャーを受け、化石探しが始まりました。よく見つかるコケムシ、ウミユリ、サンゴから、レアなアンモナイトなど、いろんな化石が出てきます。
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皆さん、時間が経つのを忘れて、ハンマーを振っていました。見つかった化石は持ち帰ることもできます。ぜひ、挑戦してみてください。
2日間にわたって行った「まるごと体験学習教員向け下見ツアー」ですが、教員の皆さんにも興味を持っていただけたようです。
学校の授業だけでなく、親子活動、公民館活動、高齢者教室など、年代・レベル・興味に応じたメニューが糸魚川ジオパークには用意されていますので、ぜひ、多くの皆さんからご利用をいただきたいと思います。
体験学習に関するお問い合わせは、糸魚川ジオパーク協議会事務局(糸魚川市ジオパーク推進室内、電話025-552-1511)又はフォッサマグナミュージアム(電話025-553-1880)までお願いします。
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まるごと体験学習教員向け下見ツアー・発展コース(前編)
まるごと体験学習教員向け下見ツアー・基礎コース(前編)
まるごと体験学習教員向け下見ツアー・基礎コース(後編)


8月 182011
 

お盆休みが挟まり、アップが遅くなりました。
8月10日(水)に、まるごと体験学習教員向け下見ツアー(発展コース)を行いました。
前にも書きましたが、ジオパークを進めるうえで「教育」は大切な要素の一つですので、糸魚川ジオパークの本物の資源を教材として、学校教育の中で積極的に活用していただきたいと思っています。
この日は、中学校の先生を中心に、スタッフを含め、総勢21人の参加となりました。
下見ツアーをダイジェストでご紹介します。
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集合場所のフォッサマグナミュージアムで、オリエンテーションのあと、「重い石はどれ?」「磁石につく石はどれ?」の実験を行いました。
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館内見学の後は、ロックトリマーを使った岩石の破壊を体験、また、走査型電子顕微鏡を使って、硬貨の観察や分析を行いました。
このように、フォッサマグナミュージアムでは、子どもの学年、レベル、興味に応じた学習を行うことができます。
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その後、姫川、根知川に沿って上流へ走り、フォッサマグナの代表的な地層である「根知山寺の砂岩泥岩互層」を観察しました。
周辺には、糸静線が通っていますが、断層に沿って地すべりや凹地ができ、なだらかな地形となったことから、先人の知恵でこの部分を「塩の道」として利用したそうです。
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糸魚川シーサイドバレースキー場にある、塩の道交流館「歩荷茶屋」で昼食をとった後、根知谷から早川谷へ移動。3,000歳の火山、新潟焼山がもたらした火砕流堆積物による地形を観察しました。フォッサマグナミュージアムに展示してある火砕流堆積物の剥ぎ取り転写は、ここ、上早川小学校グラウンドの裏手からとったものだそうです。
(つづく)
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まるごと体験学習教員向け下見ツアー・基礎コース(前編)
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