3月 182013
こんにちは。石ころです。
今日の糸魚川ジオパークは、週末の晴天とがらっと変わって、荒れ模様です。
さて、先週15日の金曜日に糸魚川ジオパーク市民の会主催の講演会が開催されました。
演題は、「焼山の生い立ちと暮らし」。焼山は糸魚川ジオパーク内唯一の活火山です。
講師の早津先生は、火山研究のスペシャリストで、焼山を含む妙高火山群の研究では第一人者です。世界各地の火山の事例も踏まえてわかりやすく説明していただきました。
焼山は江戸時代中期以来約250年にわたって、噴火をしていないとのことなので、いつ火山活動が始まってもおかしくはない状況であるとのこと。
また、特に心に残ったのは、火砕流に伴う熱風に注意が必要、との話しです。海外の事例では数万人の人がそれによって犠牲になったことがあるそうです。
ただ、火山は災害だけではなく、様々な恵みも与えてくれます。焼山ジオサイトにある温泉は、まさしくジオの恵みですね。
今回の講演は、身近にある自然と向き合う必要があることを考える良い機会になりました。