こんにちは。
7月30日に「糸魚川おまんた祭り」が盛大に行われました。
この日は、新潟・福島を襲った大雨により、新潟県内も各地で水害が発生し、大変な一日となりました。
糸魚川にも大雨警報が出ており、今にも雨が降りそうな空でしたが、「石ころ」たちの想いが通じたのか・・・雨は降りませんでした。
いよいよ、糸魚川ジオパークマスコットキャラクター「ジオまる&ぬーな」との記念撮影会のはじまりです!
写真撮影に並ぶ多くの人、なんという人気者!
糸魚川市の観光大使「ヒスイレディ」と記念撮影!
ジオまるがいつもより笑って見えるね~(^^)
「ジオまる&ぬーな」の出没情報、またアップしまーす。
昨日に引き続き、まるごと体験学習教員向け下見ツアーの話題です。
糸魚川シーサイドバレースキー場の近くにある、塩の道交流館「歩荷茶屋(ボッカチャヤ)」で昼食をとった後、国道148号を長野県境に向けて走りました。県境までの間は、スノーシェッドの連続で、日本の道100選にも認定されています。(糸魚川-静岡構造線・塩の道南部ジオサイト)
「流れる水の働きを調べよう」
国道148号の長野県境付近では、H7 年の7.11水害で姫川が葛葉峠を削った様子や、国土交通省松本砂防事務所が行っている「葛葉山腹工」を見ることができます。また、H8年12月に発生し、13人の犠牲者を出した「蒲原沢土石流災害」の現場も見学しました。大地を削る川の力や、水と土砂が混じった土石流の破壊力など、自然の大きな力をまざまざと見せつけられました。(姫川渓谷ジオサイト)
その後、国道148号に沿って、姫川の様子を確認しながら下りました。中流では、川幅が上流より広くなり、川がゆるやかにカーブするようになります。また、下流の姫川橋付近では、もっと川幅が広くなり、流れがゆるやかになる様子を確認できます。(姫川渓谷ジオサイト)
「水の働きでできた地層」
筒石・浜徳合では、300万年前にできた「砂岩泥岩互層」を観察することができます。クジラのろっ骨の化石が見つかったことから、海底に溜まった地層であるとのことで、砂岩と泥岩がきれいな層を形成しています。50万年の間に1,000回もの大地震が起き、1回の大地震で、1枚の砂の地層と1枚の泥の地層ができたとのことです。解説板もあり、地層の見学地には最適です。(筒石・浜徳合ジオサイト)
「火山の働きでできた地層」
弁天岩は、100万年前にできた海底火山の噴出物です。山から転がって落ちてきた岩ではありません。海底火山から流れ出た溶岩の破片と火山灰でできています。よく見ると、西側(糸魚川の方向)へ地層が傾いています。ぜひ、弁天岩に渡ってゴツゴツした岩を観察してみてください。また、弁天岩には、航海安全の神様である弁天様が祭られています。(弁天岩ジオサイト)
今回のツアーは、糸魚川市内の小学校の先生がほとんどだったのですが、初めて訪れる方も多かったようです。これをきっかけに、今後の体験学習にぜひご活用いただければと思います。
糸魚川市内の学校に限らず、糸魚川ジオパークの学校教育への活用についてのご相談は、糸魚川市ジオパーク推進室までお願いします。
次回は、8月10日(水)に発展コース(中学校教員向け)を実施します。
《関連記事》
まるごと体験学習教員向け下見ツアー・基礎コース(前編)
まるごと体験学習教員向け下見ツアー・発展コース(前編)
まるごと体験学習教員向け下見ツアー・発展コース(後編)
7月29日(金)に「糸魚川ジオパーク・まるごと体験学習教員向け下見ツアー」を行いました。
ジオパークを進めるうえで「教育」は大切な要素の一つですので、糸魚川ジオパークの本物の資源を教材として、学校教育の中で積極的に活用していただきたいと思います。
この日は、基礎コースであり、主に小学校の先生方からご参加をいただきました。
集合場所のフォッサマグナミュージアムで、オリエンテーション、館内見学の後、「化石の谷」での化石探し体験を行いました。ウミユリ、サンゴなどを見つけることができます。運がよければアンモナイトも!(美山公園・博物館ジオサイト)
「川の働きの水槽実験」
手作りの実験装置による、砂や礫のたまり方の実験です。
「地震による大地の変化」
フォッサマグナパークで「糸魚川-静岡構造線」の断層露頭を観察しました。4億年前の古い地層と1,600万年前の新しい地層が巨大な大地の力で擦れ合い、幅2mほどの破砕帯となっていて、粘土化している様子が観察できます。(糸魚川-静岡構造線・塩の道北部ジオサイト)
(つづく)
《関連記事》
まるごと体験学習教員向け下見ツアー・基礎コース(後編)
まるごと体験学習教員向け下見ツアー・発展コース(前編)
まるごと体験学習教員向け下見ツアー・発展コース(後編)
おはようございます。
7月も終わろうとしていますが、
梅雨の季節のような天気が続いています。
特に新潟県下越・中越地方では大雨により、土砂崩れや冠水が相次ぎ、
警戒体制が続いています。
そんな天候の中ですが、昨日(7月28日)、
茨城県議会と茨城県庁の皆さん(22名)が、視察のために、
糸魚川ジオパークへお越しになられました。
糸魚川ジオパークの取り組みについて、熱心に聞かれた後、
フォッサマグナミュージアムを見学されました。
糸魚川ブラック焼きそばの取り組みも紹介したところ、
たいへん興味を持たれ、視察の後は、市内のお店でブラック焼きそばを
味わっていかれました。
糸魚川ジオパークへは、全国各地から視察等にお越しに来られてています。
8月も多くの団体から視察の申込みを受けています。
私たちもジオパークを多くの皆さんから知っていただくために、
PRに努めてまいります。
さて、明日から糸魚川の夏の大イベント“おまんた祭り”が始まります。
今日は、お祭りの準備に大忙しです!
どうも。
今日の糸魚川はなんだかすっきりしない天気です。
せっかく自慢の山並もどんよりした雲の中・・・
なんて
憂鬱がちに回りを見渡すとなんだかそわそわしてる・・・
え?なに?
あ、そうか!
もうすぐ“おまんた祭り”ではないですか!!
そう、おまんた祭りとは、知る人ぞ知る糸魚川の夏のイベント。
普段は控え目な糸魚川のまち中は人であふれかえり、
そらあ、もお、熱気でムンムン、老若男女が入り乱れ、 テンションあげないとついてけません
飲めや踊れや大変なもんです!!
そう、そして(ここから宣伝ですよ)
このイベントに、糸魚川世界ジオパークの大スター
ジオまる & ぬーな が登場しますよ!!!
今回は、この大スターと一緒に写真をとったらその場で即写真のプレゼントもあり!
ちょっと気になったあなた。行くしかありません。
糸魚川世界ジオパークの一大イベントを見ずして今年の夏は過ごせません。
ジオまる・ぬーなとの写真撮影は17:30~
大市民流しは19:00~
お待ちしています。
どうも。ベトナムで転がってきた石ころです。
ベトナムのジオパーク「ドンバンカルストプラトージオパーク」を
視察してきたのでその報告を少し・・・(長いので流し読みしてください。)
ここのジオパークは石灰岩地帯で、〇や△の形をした特徴的な石灰岩の山が
まるで中国の絵巻のようにそびえたっています。
(明星山のもっとすごいのが見渡す限り広がってる感じです。)
このジオパーク、ハノイから車でゆられてなんと12時間以上もかかるところにあります。
石灰岩地帯は水が地下に流れてしまい、水の確保が難しく、
しかも土壌もほとんどないため限られた作物=とうもろこししか育ちません。
ドンバンでは水のあるところには棚田が、その他の地域には斜面の下から上まで、
文字通りいたるところにとうもろこしが栽培されていました。
ジオパークの現地説明とか車内説明とか全くない視察だったんですが、
石ころはバンに乗ったスタッフに質問しまくって情報を得ました。
このあたりの人々はトウモロコシを売って現金収入を得ているけれど、
鶏、ヤギを飼い、水牛で田を耕し民俗衣装も植物繊維からつむいで作り、
歩いて月に一回の市場にいって生活必要物品を得ているそうです。
もちろん、水道はないので生活に必要な水は雨水を集めて使います。
立ち寄ったいくつかの情報センターでは、少数民族のみなさんが出迎え、
伝統の踊りを披露してくれました。やっぱり伝統の踊りや服っていい。
(日本人が着物きて、太鼓鳴らして舞楽踊っているのと同じなんでしょうね)
道中見たのは、屈託のない笑顔で手を振る子ども、カゴに薪や収穫物をいっぱいに担いで歩く女性や子ども、田んぼを耕したり水浴びする水牛、玄関先にほされたとうもろこしなどなど、石灰岩地帯深く結びついた人々の暮らしです。
充分な説明もないジオツアーでしたが、現地の人々やその暮らしを垣間見て、「ジオって人なんだ、生活なんだ」って思いました。
パンフレットや看板、施設作る整備もジオの形の一つだけど、
ジオの地域に住む人々の、そのままの人々・暮らしを見れるっていうのも、
そのまんまジオパークなのかも。
ジオはこうあるべきだ、なんて定義はないのかもしれません。
糸魚川ジオパークのウェブサイトをリニューアルいたしました。
なお、一部製作中のページもございます。
ご不便・ご迷惑をお掛けいたします。
リニューアルに伴い、スタッフによるブログを開始いたします。
今後とも糸魚川ジオパークをよろしくお願いいたします。