昨夜は冷え込みが厳しかったですが、
今日はよく晴れ、白馬岳や小蓮華山がはっきり眺めることができます。
さて昨日、世界ジオパークの一つである
山陰海岸ジオパーク推進協議会の会長である
兵庫県豊岡市の中貝宗治市長が糸魚川ジオパークへ
視察にお越しになられました。
山陰海岸ジオパークは、山陰海岸国立公園を中核にして、
日本海形成から現在に至る多様な地質や地形が存在し、
それらを自然背景とした文化・歴史を体験・学習できる地域です。
その中にある豊岡市は、
見事な柱状の節理(岩石の割れ目)で知られる
「玄武洞」が有名な観光地であり、
特別天然記念物の「コウノトリ」のふるさとでもあります。
当日朝から、限られた時間の中で、
小滝川ヒスイ峡、フォッサマグナミュージアム、谷村美術館、
加賀の井酒造などをご案内させていただきました。
中貝会長からは、特に地域住民の取り組みについて、
興味を持たれており、高浪の池の食堂・売店経営や
山菜の加工・直売に取り組まれている小滝地区自治振興協議会の
丸山明三会長からも同行していただき案内をお願いしました。
※丸山会長からご案内(右が中貝会長)
小滝川ヒスイ峡、高浪の池には、新雪が降り積もっており、
いつもとはまた違った冬の風景をご覧いただくことができました。
※雪景色の高浪の池
豊岡市も市街地では、毎年50㎝程度の積雪があり、
市内にはスキー場があるそうで、
糸魚川と気候がよく似ているとお話されていました。
※谷村美術館。貴重な仏像と建築様式についての
美術館職員の説明に熱心に耳を傾けられていました。
※加賀の井酒造を見学。ご主人の小林さんから丁寧な説明をいただきました。
糸魚川駅でお別れの際には、中貝会長から久々比(くくひ)神社の
「コウノトリ」のお守りをいただきました。
中貝会長曰く、ヨーロッパの「コウノトリ」は赤ちゃんを運んでくるけど、
豊岡の「コウノトリ」は“幸せ”を運んできてくれるそうです。
豊岡の「コウノトリ」が多くの皆さんに幸せを運んでくれることを期待しています。
中貝会長、お忙しい中、遠くからお越しいただき、たいへんありがとうございました。
12月 142011