こんにちは。石ころです。
だんだん暖かくなって、春の到来が感じられるようになってきました。
昨日、糸魚川ジオパーク市民の会の講演会が開催されました。
今回は「ヒスイまが玉の謎~ヒスイのまが玉はどこで作られたか?~」と題して、糸魚川市の学芸員 木島 勉さんから講演していただきました。
春が近くなってきたせいか?いつになく多くの皆さんから来ていただきました(^^ゞ
今回のお話は… 日本の各地から出土されている糸魚川のヒスイまが玉ですが、弥生時代以降、糸魚川周辺からは完成形のヒスイまが玉は発見できていないそうです。
ところが、九州や出雲では糸魚川産ヒスイでできたキレイなまが玉が発見されているとのこと。じゃあどこで作られてたの?ということでした。
木島さんからは、出雲と糸魚川とのヒスイの関係を、古事記などの神話を交えた、壮大で夢のある楽しいお話を聞けました。
現在、出雲大社に重要文化財として保管されているヒスイまが玉は、糸魚川産ヒスイのものだって知ってますか~?
こんなキレイなヒスイまが玉だそうです。
こんな話を聞くと、他にもいろんなことを知りたくなっちゃいますね~
今度、長者ケ原考古館行ってみよっかなー
少し賢い気分になった石ころでした(^^)
こんにちは!
今日の糸魚川ジオパークはとっても良い天気に恵まれました。
その分、朝は冷え込んで、石ころのすみかは出勤時-8度!さむっ!
さて、本日の新潟日報にガイド仲間が増えた記事が
のっていました。
お二人とも素晴らしい意気込み!
どんなガイドさんに成長されるのか、とっても楽しみですね。
ぜひぜひ、指名をお願いします。
石ころたちもバックアップします(^O^)/
そして、26日にはジオサイトの一つ、糸静線(塩の道南部)ジオサイトにある
シーサイドバレースキー場の近くでは、キャンドルロードがありました。
とってもきれいでした!(でも、芯まで冷えました・・・)
これは、もう、雪国糸魚川ジオパークならではの行事ですね。
太平洋側の太陽サンサンな冬の気候を
うらやむことしきりの日本海側の人間。
確かに、雪は本当に大変だけど、
雪国でしか楽しめないこともたくさんありますよね!
そんな、当たり前だけど実はあたりまえでないこと、
に気づけるのがジオパークの良さでもあります。
もっと、いいことさがし、あるものさがし、しましょ♪♪
こんにちは!
土日に思いもよらず雪が降ってしまい、風邪をひいた石ころ。
咳がコロコロでて困ります(ーー;)
さて、先週24日金曜日に
「糸魚川ジオパーク観光ガイドの会」の
意見交換会と認定式がありましたのでその様子を少し。
糸魚川ジオパーク観光ガイドの会は
従来からのボランティアガイド団体と、ジオパークガイドグループが
統合してできました。以来、時々意見交換会を開いて
普段思っていることなど、意見交換しています。
普段大勢の人の前で意見を述べる機会がないと、
緊張してしまいますよね。心の中で、賛成!ちょっと反対…と
思っても、なかなか口に出せなかったり(*_*)
用意された1時間はあっという間におわりました。
続いてが、
お仲間さん、いらっしゃ~い!で
ジオガイド養成講座に年4回以上出席され、かつ
昨年11月26日実施の糸魚川ジオパーク観光ガイド実技試験に
合格されたお二方が、新たにガイド認定されました。
市長から認定書を授与され、簡単に自己紹介いただきました。
市長から、心強いガイドさんたち!と後押しを受けました。
個性あふれるガイドのみなさんは、
糸魚川ジオパークをより楽しく案内してくれます。
ご希望の1週間前までにお申し込みくださいね。
詳細はこちらから
こんにちは。石ころです。
今日の糸魚川は曇り空。ときどき晴れ間ものぞきました。
雪化粧の山々も顔をのぞかせました
石ころたちは今日が仕事納め。
今年1年、いろんなことがありました。
個人的ですが「2011年糸魚川ジオパーク重大ニュース」を考えましたので発表いたします(パチパチ)
「4月 翡翠園・玉翠園・谷村美術館 2年ぶりに開園」
平成21年から閉園していた「翡翠園・玉翠園・谷村美術館」が4月1日からガーデンミュージアムとして開園しました。
歴史ある施設の再開園で、糸魚川ジオパークの目玉がまたひとつ増えました。
「6月 世界最古級の化石発見!」
糸魚川市小滝で発見された「サイクラス」の化石は、約3億3千万年前のもので世界最古級!
12月には、サイクラスの仲間と見られる化石もフォッサマグナミュージアムの「化石の谷」で発見されました。
過去の記事はこちら
「6月 糸魚川ジオパーク観光ガイドの会発足!」
世界ジオパークに認定後、課題とされていたガイドの取り組みですが、今年「糸魚川ジオパーク観光ガイドの会」が正式に発足しました。
今後の活躍が期待されます。
(糸西タイムスより)
「7月 モンベルmont・bellとフレンドエリア提携」
アウトドアメーカー「モンベルmont・bell」とフレンドエリアを提携しました。モンベル初の「フレンドジオパーク」として登録されました。
モンベル会員は市内の各施設で優待を受けることができます。
10月には大阪で「モンベルクラブフレンドフェア」にも参加しました。
「8月 中学生海外派遣in香港ジオパーク」
糸魚川市で実施している中学生海外派遣事業として、今年から糸魚川ジオパークと姉妹ジオパークを提携している香港ジオパークへ中学生30人を派遣。
香港の子どもたちと交流を深めました。
過去の記事はこちら ① ② ③
番外編「9月 ジオまる&ぬーな 北海道上陸!」
今年も石ころたちとともにがんばった「ジオまる&ぬーな」
9月に洞爺湖有珠山ジオパークで開催された「第2回日本ジオパーク全国大会」では、各地域のキャラクターとともに活躍しました。
過去の記事はこちら
以上、今年の重大ニュースです。まだまだいろんなことがありましたが、スペースの都合により割愛…あくまでも個人的な重大ニュースです(^^ゞ
来年も引続き、糸魚川ジオパークをよろしくお願いします(^^)
みなさま、こんにちは。
昨日に引き続き、今日も雨が降らず
ほっとしている石ころ。暖かいから
山の雪もだいぶとけてしまいました(-.-)
さて、先週26日に第2回糸魚川ジオパークガイド
認定実技試験が実施されました。
糸魚川ジオパーク検定初級に合格し、
現地での勉強会であるジオパークガイド養成講座に
4回以上出席したかたのみが、ガイドになるための
実技試験を受けることができます。
これは、知識だけでなく、現地も良く知っている
ガイドであってほしい、ということから現地での経験を
重視しているものです。
5人の審査員と2名の受験生、そしてお客様役の市職員2名は
試験地である弁天岩ジオサイトの白山神社へ。
運よくすばらしい青空が広がる日で、すがすがしくも
緊張しまくりな感じが伝わってきました。
審査は、2人の市職員をお客様にみたて、
15分の制限時間内に白山神社を案内するというもの。
そのまわりにはこわ~い(>_<)審査員さんが
取り巻いて、話す速度などをチェックしています。
自己紹介や、簡単なジオパークの説明後、
そびえる階段をあがり、神社のこと、神社脇の水のことなど
ガイドさんの持ち味を生かしてガイドされていました。
発表は12月13日。
お二人とも合格していれば、
糸魚川ジオパーク観光ガイドの会は36名から38名になります。
発表まで、まだ少しがありますのでドキドキです。
みなさま、こんにちは。
昨日の糸魚川は冷え込んで、うっすら白くなった場所も
あったというのに、今日は予想していなかった良い天気!
青空が広がりました!
そんな中、二日間にわたって鳥取市のガイド団体の
代表の方々と、糸魚川ジオパークガイドの会が交流する、
大変素晴らしい出来事がありましたので、お知らせ(^v^)
鳥取市は、山陰海岸ジオパークを構成している市の一つ。
昨日はひどく寒い雨風の中、10時間ほど!かけて
鳥取市からおいでになりました。
到着されてすぐ、休む暇なしで会場にご案内して
意見交換会を開始です。
ここで意味なく一句。
「石ころは かたすぎなのか 鬼教官」
なんせ、初めてお会いするわけですから、
両サイド、緊張気味・・・(>_<) か、カタイ
一言づつ自己紹介をいただいて、ちょっとリラックス。
そのあと、それぞれのガイド団体の特徴や活動内容等を
手短に発表いただきました。
糸魚川市と鳥取市のガイド団体の大きな違いは
・糸魚川市は1市2ガイド団体 に対し
・鳥取市は1市に10以上の複数ガイド団体 ということでしょうか。
それぞれの団体が、地元に密着して、それぞれの特徴を
生かして活動されているようです。
うむ、勉強になりました。
二日目の22日は現地へご案内。
もちろん、糸魚川ガイドがすべてご案内ですよ。
予想しなかった天気の良さにみんな大喜び!
(写真の左にある白い点は、ゴミでなく飛行機です!)
でも、でも、外気温は3度前後ですごく寒かったんです~(+_+)
石ころは石ころなだけに(体温調節不可能)随まで冷えた・・・
小滝川ヒスイ峡を見学して、帰りには
美しい焼山にもであいました!
荘厳だ~!!!雪山って、いい!!
フォッサマグナミュージアムを案内後は
あわただしく鳥取への帰路につかれたのでした。
鳥取市のガイドのみなさま、本当にありがとうございました。
よい交流&情報交換ができて、糸魚川ジオパークのガイドも
パワーアップへの良い刺激になりました<(_ _)>
おまけ。
高浪の池周辺の道路には雪が積もっていました。
来月はスキーできるかな?
みなさまこんにちは。石ころです。
今日はそれほど寒くなく、ひび割れの進行も
ちょっとましになりました。
さて、今日は昨日に引き続き、民話を一つご紹介。
いきましたのは~これまた能生地区の光栄寺というお寺。
この光栄寺は、お東さん(東本願寺)を真似て作った
お東さんのミニチュア(!?)ともいうべきお寺。
贅沢に総ケヤキ造りです。
能生の周辺には、北前船で大金持ちになった方がいて、
その一つが岡本家だそうです。
その岡本家に伝わる話。
岡本の家には生まれたばかりの女の子がおって、
夫婦はそれはそれは大切に育てていたおったと。
ある日のこと、外がなんともいえずいい天気で
子守り娘は赤ん坊をつれて海へ歩いていったと。
大きな岩の上から、すいすい泳ぐ魚を見せようとしたところ、
岩の上ですべって、背負っていた赤子もろとも
海の中に落ちてしんでしまったとね。
なげき悲しんだ岡本家、我が子と子守り娘の供養をしたいと
考えていた折り、光栄寺が火災にあって
再建の見通しがたたずこまっていたとさ。
そこで、住職か岡本家に相談にいったところ、
岡本家も何か供養をしたいと思っていたので
岡本の主人は快く再建を引きうけ、
50年の歳月をかけて今の光栄寺が再建されたんだと。
これほど立派な寺を、岡本家の財力だけで
建てたのかと思うとクラクラときました。
帰りにはマリンドリームによって、
ジオのめぐみ、海産物をみて
帰路についたのでした。
民話っておもしろいですね。
その土地のことを語ってくれるとても
重要なものだと思います。
もっと糸魚川ジオパークの民話を知りたい!という方は
是非こちらにアクセスしてみてください。
こんにちは、みなさま!
今日の糸魚川はとってもいい天気で、山がスッキリと
見えております。いい、山っていい!
ところで、先月10月27日と29日に
糸魚川ジオパークガイドの研修と養成講座が
実施されましたので、その様子を少し。
いつもはバスで移動をするガイド講座なのですが、
今回は歩いてもっと発見しましょう、
スローなジオツアーを体験しましょうということで、
JR筒石駅に集合!
JR筒石駅は、密かに鉄ちゃん(鉄道大好きな方のことであります)に
人気があるらしい。18歳じゃなくても、100歳でも200歳でも使える
青春18きっぷが手書きで発行される、レアな駅らしいっす。
長いトンネル内で、怪しげな光とオーラを発している電車をおりて
長い階段を登れば・・・違う世界がひろがって・・・
って、別にお化けとかでませんから!!
ひろがるのは気持ちのいい空と、素晴らしい
砂岩泥岩互層です!
え、さがんでいがん・・・なに??
と思われたかた~ ちょっと下の写真をみてください。
なんだかバームクーヘンみたいな模様になってますよね。
この崖は、砂と泥が交互に積み重なってできていて、
さがんでいがんごそう、またの名を難しくは川詰層といいます。
そのむか~し、このあたりがまだ海の底だったころ、
地震によっておこった海底の土石流によって
砂と泥が積み重なってできました。
興味のある方は、
筒石・浜徳合ジオサイトの紹介ページへどうぞ!
筒石の駅から海の方へくだりまして、
その昔は北陸本線が通っていて、今は自転車歩行者道として
市民に活用されている海沿いの道を歩きます。
歩く速度なので、いろいろなものが見えておもろいです。
石ころが個人的にすんごく興味をひかれたのが
筒石の郵便局の壁にはってあったこれ。
いい味でてますのゥ。
歩いていると
トリカブトやアザミ、そしてカメムシ(@_@;)のほか、
旧北陸本線時代のレンガの橋脚が残っております。
こういうのって、とっても絵になります。
良く観察すると、積み方も色々あるんですよ!
途中、サーファーが波にもみくちゃにされてる様子や
筒石駅の跡地の石碑などなどをみながら歩き、
およそ三時間後には
波間におわしますトットコ岩を通りすぎて
風力発電の風車が目立つ道の駅マリンドリーム能生に到着です。
ここでゆっくりお昼を堪能し、
白山神社にもよって
途中、道に干された柿の皮を観察したり(石ころだけでしたが・・・)
JR能生駅にたどりついたのは14時半ころでしたかねー
JR能生駅には糸魚川ジオパークのコーナーが!!
おお~
ここでもジオ情報をゲットできますのう。
天気の良い日は、歩いてジオサイトをめぐるのも
おすすめです。健康にもいいし、歩くからこそ見えるものが
たくさんあっておもしろいですよ(^.^)
今日はジオパークガイドの研修があり、
塩の道南部 山口~白池 歩いてきました!
その昔、内陸部に塩を運ぶために使われたのが
塩の道です。海側の糸魚川からは海産物や塩が、
内陸部の長野県からはタバコや穀類が運ばれていました。
昔はもちろん車はありませんので、ボッカといわれる
人々が40キロ、50キロもする荷を担ぎ、
歩牛方といわれる牛使いが、何頭もの牛を操り
歩いていた道です。
糸魚川市内から、長野県小谷村、白馬村、大町市に
続いており、随所に往時を偲ぶものが残っています。
この日は、糸魚川市根知の山口集落からスタート、
長野県との境にある白池まであるきました。
シーサイドバレースキー場前に集合、
まずあるのが山口関所跡です。
関所跡の石碑と毘沙門天のお堂があります。
ここから塩の道資料館へと向かう道に曲がると、
おわしますのが白池地蔵様。
このお地蔵様はもともと白池のほとりにいらしたのですが、
白池のボッカ宿が雪崩で壊滅、集落が消滅したことから
白池から山口の集落に移されました。
白池地蔵様がたたずむ道をすすむと・・・
塩の道資料館があります。(入館料400円)
地域の有志によって収集された、
貴重なボッカの資料が展示されています。
建物自体もとても古く、古民家に興味がある方には
とても興味深いものです!
昔ながらの風景を残す集落をさらにすすむと、
道祖神があったり、仏さまがや石碑が静かに
たたずんでいます。
これは、仏さまと庚申塔です。
背景には雨飾山がみえ、天気の良い日は木漏れ日が気持ちよさそう。
山道に入り、塩の道を往来する人々の目印となったのが
大きな一本杉。杉の大木の根元に大賽の神が祭られています。
ここからは根知谷、雨飾山などの眺望がすばらしいです。
重い荷を運んでのぼってきた旅人は、
この大杉のふもとで小休止、素晴らしい景色を楽しんだのでしょう。
オオザイの神から15分ほど白池方面に歩くと
かつて旅人のためのお茶屋であった日向茶屋跡が。
またしばし歩くと、
白池にでます。
かつて、白池のほとりにはボッカ宿がありましたが、
雪崩によってなくなってしまいました。
ここには、トイレと休憩棟(現在整備中で使えませんが・・・)があります。
塩の道は、大網峠へむけてまだ登りが続きます。
白池や根知谷を眼下に、ブナ林、角間池を通り、大網峠、平岩へと続きます。
今回は曇りのち雨の生憎の天気でしたが、
太陽の出ているときは本当に綺麗な景色に巡り合えます。
車も、時間の節約もいいけれど、
たまには自分の足で歩き、ゆったりとした時間の流れに
身をゆだねるのもいいのではないでしょうか。
歩くからこそ、見えるものがたくさんありますよ。
こんにちは。
今日の糸魚川は若干曇り空です。
なんだか蒸し暑いのかなあ
さてさて、昨日9月8日の夜、糸魚川駅となりの
ヒスイ王国館(糸魚川ジオパークのお土産がずらり大集合しています!)にて
「糸魚川ジオパーク観光ガイドの会学習会」がありました。
ガイド全員のレベルアップを狙って、よりよりガイドの会にしようと
上越市観光案内協会の会長、永見完治さんをお招きしてお話をいただきました。
テーマはずばり、
「お客様に喜ばれるガイドになるには」
これから秋の行楽シーズンを迎えるにあたり、
お客様に楽しんでもらうには、満足いただけるガイドをするには
どのようなことに気をつければよいのか、
経験に基づいた話をしていただきました。
和気あいあいと1時間半の講演はあっという間に終了。
永見さん、ありがとうございました!
そして、やる気にあふれているジオパークガイドのみなさまは、
講演のあと、自主研修会をしました。
これは、会員それぞれの得意なテーマ・知識を
他のガイド仲間と共有しようよ、
そして一緒にレベルアップしようよ、という目的でもって
始められた素晴らしい研修会なのです!
この日は研修のために撮りに行かれた写真を使用し、
ユーモアを交えて塩の道について紹介していました。
塩の道、とは松本街道とも呼ばれ、海岸部の糸魚川から
内陸の信州へ海産物や塩が運ばれた道です。
今も歩くことができ(一部は歩けない所もありますが)
随所随所に仏さま、石の道標、などなど歴史を感じる文化遺産が
残っているのです。
ブナ林も通っている道は、秋にはとても美しく、
道行く仏様に手を合わせたり、往時に思いを馳せて歩く
最高の歴史散歩道です(^^)/