9月 012011
 

南魚沼市塩沢の牧之(ぼくし)通りを歩く機会に恵まれました。
この通りは、江戸時代の雪の書「北越雪譜」を書いた鈴木牧之(ぼくし)にちなんで名付けられており、建築協定とデザインルール、セットバックによる雁木の設置など、公共空間から私的空間までが一体的に整備されていました。
街路事業にあわせて、電線地中化を行うとともに、「塩沢らしさ」を追求し、10年の歳月をかけて完成したそうです。
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道路整備にあわせ、ゼロからまちを作ったということで、タイムスリップしたかのような雰囲気です。
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公衆トイレです。「織姫」と「彦星」に分かれており、開放時間は9:30~18:00となっています。
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塩沢郵便局です。昔ながらの郵便ポストが目印になっています。
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「両替商」の文字。塩沢信用組合です。蔵の扉が入口になっています。
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ちなみにATMコーナーはこんな感じです。徹底しています。
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一直線な雁木と歩道。玄関先には苗字(屋号)の行燈が掲げてあります。
この通りを作る際には、糸魚川の雁木通りを参考にしたこのことです。
確かに牧之通りは、統一感があり、きれいですばらしいと思いますが、糸魚川駅周辺の街並みも、勝るとも劣らない資源だと思います。
ここには、糸魚川ジオパークの大地で生活してきた人の生活・文化・歴史が蓄積されており、きっと魅力的なまち歩きコースになるのではないでしょうか。