9月 122011
 

こんにちは。
日ごとに秋めいてきた今日この頃。
秋といえば、聞き飽きたかもしれぬこのフレーズ
読書の秋、スポーツの秋、そして~王道は『食欲の秋』
「人間、腹が減っては戦ができぬ」
ひとは食わねば生きていけぬ生き物。
ただ、毎日生きるためだけに食べるのではなく
そこに食“文化”が見出されているのが人間の世。
食は、国やそこに住む人々の日常を如実に映し出す。
おどろき、もものき、さんしょのき
ところ変われば思いもせぬものが食されているものなのです
さて、長い前置きはおいといて。
糸魚川ジオパークには、ジオパークに関連する
「食」がぞくぞくうまれておりますので
そのほんの一部を
ご紹介しま~す。ジオグルメ第2弾です。
以前にもご紹介した、ジオまるとぬーなの生菓子。
秋限定のバージョンが発売されました!
イチョウ.jpg
かわいいイチョウバーション(発売期間:9/12-10/31)と
カボチャ生菓子.jpg
ちょっとおしゃまなハロウィン かぼちゃバージョン(発売期間:10/1-10/31)
各200円で紅久さんでお買い求めいただけます!
紅久さんのホームページはこちら
糸魚川ジオパークには、伝統がつまった食べ物もあります。
おつまみにぴったりなのがこちらの『岩石さつまあげ』。
本当につまみにぴったりです。
さつまあげ.JPG
『断層かまぼこ』なんてのもあるんですよ~!
かまぼこ.JPG
この、かまぼこやさつまあげを作っていらっしゃるのは
160年もの歴史をもつ「一印かまぼこ」店さん なのです!
ホームページはこちら
お店に行けば、元気な看板姉妹が迎えてくれますよ。
ジオパークのイベントにも積極的に出てくれて、
おいし~い「かまぼこメンチカツ」などを売ってくれます。
昔ながらのかまぼこは、地元糸魚川のスーパーでも手に入ります。
小腹がすいたときや、イベントでちょっとなにか食べたいとき、
ぴったりなんです。街あるきの友にいかがですか!
そして、がっつり系のあなたにはこちらはどうでしょう。
なりた.JPG
ジオパークひすいラーメン!
色々あります。タンメン、つけ麺・・・etc
JR糸魚川駅を出て駅前通りをまっすぐ行くと、
すぐ左手にあるのが「麺家なりた」さん
赤いラーメンののれんが目印。
こちらはつけめん。
つけめん.JPG
このお店には知る人ぞ知る「ソース焼きそばラーメン」もあるのですぞ。
・・・ああ~!お腹が減ってきた~!?
どうして、ラーメンってこうも食欲をそそるのでしょう!?
うまい、しびれる、たまらない そんな
ジオグルメを生み出しているのが、糸魚川ジオパークの大地です。
米、水、魚、野菜、果物・・・
すべてがうまい糸魚川ジオパークの地にあって
ジオパークグルメを食さずしてなんとする!
豊かな食を生み出してくれる大地に思いを馳せ、感謝をしながら
いただくジオグルメ。この秋、「徒然ジオグルメ」を楽しみませんか!?


9月 092011
 

こんにちは。
今日の糸魚川は若干曇り空です。
なんだか蒸し暑いのかなあ
さてさて、昨日9月8日の夜、糸魚川駅となりの
ヒスイ王国館(糸魚川ジオパークのお土産がずらり大集合しています!)にて
「糸魚川ジオパーク観光ガイドの会学習会」がありました。
ガイド全員のレベルアップを狙って、よりよりガイドの会にしようと
上越市観光案内協会の会長、永見完治さんをお招きしてお話をいただきました。
nagami.JPG
テーマはずばり、
「お客様に喜ばれるガイドになるには」
これから秋の行楽シーズンを迎えるにあたり、
お客様に楽しんでもらうには、満足いただけるガイドをするには
どのようなことに気をつければよいのか、
経験に基づいた話をしていただきました。
和気あいあいと1時間半の講演はあっという間に終了。
永見さん、ありがとうございました!
そして、やる気にあふれているジオパークガイドのみなさまは、
講演のあと、自主研修会をしました。
seminer.JPG
これは、会員それぞれの得意なテーマ・知識を
他のガイド仲間と共有しようよ、
そして一緒にレベルアップしようよ、という目的でもって
始められた素晴らしい研修会なのです!
この日は研修のために撮りに行かれた写真を使用し、
ユーモアを交えて塩の道について紹介していました。
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塩の道、とは松本街道とも呼ばれ、海岸部の糸魚川から
内陸の信州へ海産物や塩が運ばれた道です。
今も歩くことができ(一部は歩けない所もありますが)
随所随所に仏さま、石の道標、などなど歴史を感じる文化遺産が
残っているのです。
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ブナ林も通っている道は、秋にはとても美しく、
道行く仏様に手を合わせたり、往時に思いを馳せて歩く
最高の歴史散歩道です(^^)/


9月 082011
 

こんにちは。
今日は秋晴れの空がひろがりすがすがしい一日となりました。
そんな中、糸魚川ジオパークガイドのみなさんの
ガイドとしての知識を高めようと、ジオパークガイド研修会
が実施されました。
本日の行き先は、
「今井ジオサイト」です。
今井、今井・・・
実はこの名前、とある方の名前にちなんでいるのです。
その方とは、今井四郎兼平でありまする。
木曽義仲の四天皇の一人で、
今井の地に城をもち、今井一帯は城下町であったことから
「今井」となったらしいです。
さて、この今井ジオサイトの見どころを少し紹介します。
「八幡神社」
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西中にある八幡社の境内にはとあるものが二つ。
それは、八ツ路石(ヤツロイシ)の石灯籠。
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これは火山灰が固まってできた岩石で正真正銘地元産。
今井の山から切り出されたものです。
つぎは「霊源寺」
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このお寺は500年以上もの歴史がありますが、
もともとは今井ではなく小滝地域にあったのではと言われているそうで。
というのも、檀家さんの90%が小滝の方なんだそうです。
ここには、龍がくれた袈裟の昔話も残っており、
その袈裟がなんと残っているそうです。
でも、これは御開帳までみることができません。
そして、この霊源寺にはすばらしい囲炉裏があります。
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天井はすすで真っ黒!
しかし、素晴らしい造りです。
途中、虫川の関所によって、不動滝に行きました。
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巨木がお出迎えしてくれる不動滝は本当に静か。
滝の音しかしません。
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ヒロハカツラの巨木からはお醤油のような匂いがしていました。
ぜひ、いちど今井ジオサイトにお立ちよりください!


9月 072011
 

 糸魚川ジオパークでは、お客さまの受入れ体制の強化と
市民へのジオパークの普及を図るため、
「ジオパークマスター講座」を開催しています。
 市内で商売や事業を営んでいる方、またそこにお勤めされている方を
対象にしている講座です。
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 フォッサマグナミュージアムの学芸員を講師として、
ジオパークの基礎知識を学ぶ2時間程度の講習です。
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※講座の様子(楽しく分かりやすく、笑いがたえない講座です。)
 受講いただいた方を「ジオパークマスター」に認定し、
特製の認定証、のぼり旗、ステッカーをお渡しし、
ジオパークのPRに取り組んでいただいています。
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※認定式の様子(市長から認定証が渡されました。)
 多くの業種の方から受講いただき、
現在、211社、407名の方が「ジオパークマスター」に認定されています。
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※糸魚川駅前周辺にも「ジオパークマスターのいる店」があります。
 お店の方からジオパーク情報が聞けたり、パンフレットをご覧いただくことができます。

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※市役所にもジオパークマスターが・・・。何でも聞いてみてください。
 この9月15日(木)にも「ジオパークマスター講座」を
糸魚川市役所で開催します。
 「ジオパークマスター」には認定できませんが、
事業所に属さない市民の皆さんの参加も可能ですので、
ぜひお越しください。
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※ご案内のホームページ
 ぜひ多くの皆さんからご参加いただき、
糸魚川世界ジオパークが全国各地に広まるよう、
また、多くのお客様から糸魚川ジオパークにお越しいただける様、
ご協力をお願いします。


9月 062011
 

こんにちは
 このたびの台風12号で、日本各地で大きな被害が出ています。
 幸い、糸魚川では雨も風も少なく、穏やかな感じでした。
 被害を受けられた地域の皆さまには、心からお見舞い申し上げます。
 昨日、日本ジオパーク委員会が開催され、今年度の世界ジオパークネットワーク申請地域と日本ジオパークネットワーク加盟地域の審査が行われ、次の6地域が新たに日本ジオパークとなりました。
 ■茨城県北ジオパーク
 ■男鹿半島・大潟ジオパーク
 ■下仁田ジオパーク
 ■秩父ジオパーク
 ■白山手取川ジオパーク
 ■磐梯山ジオパーク
 日本ジオパーク委員会からのプレス発表は次のとおりです。
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 ※ジオパークの詳しい情報は、以下のリンクで確認してください。
  日本ジオパークネットワーク
  経済産業省
 これで、日本のジオパークは20地域となり、だんだんジオパークの輪が全国へ広がってきました。
 なお、今年度の世界ジオパークネットワークへの申請地域は「隠岐ジオパーク」が認定されました。
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 認定された地域の皆さま、おめでとうございました。


9月 052011
 

9/4(日)、フォッサマグナミュージアム周辺で開催された「第20回日本海クラシックカーレビュー」の会場で、糸魚川ジオパークのPRを行いました。
全国から2万人を超えるファンが集まる、糸魚川屈指のイベントです。
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どの天気予報を見ても「雨」予報でした。が、空はどんよりしているものの雨は降らず、お昼頃にかけて人はどんどん増えてきました。
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一番人気は、91年にル・マン24時間レースで総合優勝した「マツダ787B」のエンジンパフォーマンス。ジオパークコーナーのすぐ横で行われており、時間になると黒山の人だかりができました。
屋外に展示してある「ヒスイの原石」が絶好の見学場所となっていました。(皆さんヒスイと分かっていて上っていたのでしょうか。ある意味、高級な見学場所です。)
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ジオパークコーナーはこんな感じです。フォッサマグナミュージアムの皆さんは、黒のCCRスタッフTシャツで揃えていました。
今回、一番多かった問い合わせが「糸魚川ブラック焼きそば」でした。前日、にしおかすみこさんが、テレビの旅番組で紹介したのが効いたようです。テレビの影響力は大きいですね。


9月 022011
 

8月27日(土)、「空から見るジオパーク・第2回NOUジオヘリツアー」が開催されました。
会場は、弁天岩ジオサイトの拠点施設「道の駅・マリンドリーム能生」で、能生商工会青年部のみなさんが中心となって、昨年に続いての開催です。
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会場となった「道の駅・マリンドリーム能生」
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地元で水揚げされたベニズワイガニの「かにや横丁」で受け付けて、乗り場まで1分ほど。
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前日まで雨が降ったりしていましたが、当日は快晴。定員の160人は、予約等で満員でした。
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テントで待っていても海風が爽やかです。
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搭乗交替。海コース(約7分)と山コース(約15分)の2コースがありました。
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あっという間に青空に吸い込まれていきます。
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弁天岩と能生漁港を上空から見た様子です。右上にマリンドリーム能生が見えます。
9月18日(日)には、糸魚川市観光協会青海支部の「翡翠まつり」が開催され、親不知ジオサイト(道の駅・親不知ピアパーク)では、「遊覧ヘリコプター」飛行体験と、天険・親不知を海から楽しむ「遊覧クルーズ」が予定されています。
ジオサイトを上空から見ると、普段歩いていても見えない大地の大きな動きが分かります。空・海・列車(ジオ鉄)など、いろいろな切り口でジオパークを楽しみましょう。


9月 012011
 

南魚沼市塩沢の牧之(ぼくし)通りを歩く機会に恵まれました。
この通りは、江戸時代の雪の書「北越雪譜」を書いた鈴木牧之(ぼくし)にちなんで名付けられており、建築協定とデザインルール、セットバックによる雁木の設置など、公共空間から私的空間までが一体的に整備されていました。
街路事業にあわせて、電線地中化を行うとともに、「塩沢らしさ」を追求し、10年の歳月をかけて完成したそうです。
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道路整備にあわせ、ゼロからまちを作ったということで、タイムスリップしたかのような雰囲気です。
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公衆トイレです。「織姫」と「彦星」に分かれており、開放時間は9:30~18:00となっています。
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塩沢郵便局です。昔ながらの郵便ポストが目印になっています。
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「両替商」の文字。塩沢信用組合です。蔵の扉が入口になっています。
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ちなみにATMコーナーはこんな感じです。徹底しています。
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一直線な雁木と歩道。玄関先には苗字(屋号)の行燈が掲げてあります。
この通りを作る際には、糸魚川の雁木通りを参考にしたこのことです。
確かに牧之通りは、統一感があり、きれいですばらしいと思いますが、糸魚川駅周辺の街並みも、勝るとも劣らない資源だと思います。
ここには、糸魚川ジオパークの大地で生活してきた人の生活・文化・歴史が蓄積されており、きっと魅力的なまち歩きコースになるのではないでしょうか。