11月 182011
 

みなさまこんにちは。石ころです。
今日はそれほど寒くなく、ひび割れの進行も
ちょっとましになりました。
さて、今日は昨日に引き続き、民話を一つご紹介。
いきましたのは~これまた能生地区の光栄寺というお寺。
光栄寺.JPG
この光栄寺は、お東さん(東本願寺)を真似て作った
お東さんのミニチュア(!?)ともいうべきお寺。
贅沢に総ケヤキ造りです。
keyaki.JPG
能生の周辺には、北前船で大金持ちになった方がいて、
その一つが岡本家だそうです。
その岡本家に伝わる話。
岡本の家には生まれたばかりの女の子がおって、
夫婦はそれはそれは大切に育てていたおったと。
ある日のこと、外がなんともいえずいい天気で
子守り娘は赤ん坊をつれて海へ歩いていったと。
大きな岩の上から、すいすい泳ぐ魚を見せようとしたところ、
岩の上ですべって、背負っていた赤子もろとも
海の中に落ちてしんでしまったとね。
なげき悲しんだ岡本家、我が子と子守り娘の供養をしたいと
考えていた折り、光栄寺が火災にあって
再建の見通しがたたずこまっていたとさ。
そこで、住職か岡本家に相談にいったところ、
岡本家も何か供養をしたいと思っていたので
岡本の主人は快く再建を引きうけ、
50年の歳月をかけて今の光栄寺が再建されたんだと。
これほど立派な寺を、岡本家の財力だけで
建てたのかと思うとクラクラときました。
帰りにはマリンドリームによって、
ジオのめぐみ、海産物をみて
tanakagennge.JPG
帰路についたのでした。
民話っておもしろいですね。
その土地のことを語ってくれるとても
重要なものだと思います。
もっと糸魚川ジオパークの民話を知りたい!という方は
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